コラム

古紙リサイクルの基礎知識を知る

家庭で排出されるさまざまな不要となった紙。使用済みのコピー用紙や、新聞、段ボールをあなたはどのように処理していますか?
日本では古紙の種類が地域ごとに分別されており、分別した古紙は束ねて回収してもらうことでリサイクルにつなげることができます。
 
・古紙は古紙でも、種類ごとに分別する理由はあるの?
・古紙が回収された後、新しい紙に生まれ変わるまでの流れは?
・古紙リサイクルが必要となる理由って?
 
など、今回は古紙リサイクルに関する基本的な知識をご紹介していきます。
 
 
■古紙の分別が必要となる理由
 
古紙は一般的に新聞、段ボール、雑誌、紙パックなどに分類することができます。
分類される紙ごとに特徴や性質が異なるため、リサイクルする際もそれぞれ異なる紙の原料へ生まれ変わっていきます。例えば、新聞をリサイクルする場合、新しい新聞やコピー用紙に生まれ変わり、雑誌は菓子箱や書籍に生まれ変わっていきます。
このように古紙は古紙でもその分類によってリサイクル後に形成される紙が異なっているため、古紙も分別を行うことがとても重要になります。分別が行われていないとリサイクル後の紙の品質にも関わってくるのです。
 
※古紙の分別を行う際はリサイクルできない紙(禁忌品)にも注意が必要です。
 
 
■古紙回収から紙が生まれ変わるまで
 
家庭やオフィスで排出される紙ごみはどのような流れで新しい紙に生まれ変わるのでしょうか。
一連の流れをご紹介していきます。
 
1 家庭やオフィス
家庭やオフィスで排出された古紙は、地域の分別方法に従い回収場所に持ち寄られます。
そこから回収車両に積み込まれ、古紙回収業者へ運ばれて行きます。
 
2 古紙回収業者
専門の業者に古紙が運び込まれたあと、計量器で古紙の重量を測った上で、種類ごとに分別が行われます。
分別された古紙は梱包機で 1 トンに圧縮梱包され製紙工場へ出荷、または輸出されていきます。
 
3 製紙工場
製紙工場に搬入された古紙は、溶解するための装置に投入され繊維に生まれ変わります。その後、脱水しシート状に形成する工程を得て、一定の大きさに裁断されることで新たな製品となります。
 
4 加工工場
古紙が新しい製品として生まれ変わったあと、紙の加工工場へ持ち運ばれ新聞や書籍、段ボールなどそれぞれの姿に加工されたのちに小売店などで販売されます。
 
上記のとおり、1~4の流れを得て生まれ変わった紙は、また1からリサイクルされるという一連の流れによって古紙は有効活用されているのです。
 
 
 
 
 
■古紙リサイクルが必要とされるわけ
 
紙の原料はすべて木材(パルプ材)から生まれています。そのため、使用済みで不要になった紙を容易に捨ててしまうと貴重な森林資源を浪費することに繋がります。限られる資源を無駄にせず、リサイクルし活用していくことで必要となる資源を確保することができるのです。
 
古紙リサイクルを意識し取り組んでいくことで、森林資源を守り環境保全となります。またリサイクルできる紙がごみにならずに再利用されることで、ごみの廃棄物処理量も低減していくのです。
 
私たちが普段使っている資源も、限りなく生まれるわけではありません。
だからこそ、リサイクルを通して資源を大切に扱っていく必要があるのです。