コラム

「リサイクル」の言葉が生まれたきっかけ

今の日本では「リサイクル」という言葉を多くの人が知っています。

聞きなれた言葉ですが、「リサイクル」が日本で浸透していったのは、どんなきっかけなのでしょうか。

今回は、そんな「リサイクル」の言葉が生まれたきっかけと経緯をご紹介していきます。

 

「リサイクル」という言葉が浸透した歴史はさほど古くはありません。

「リサイクル」のはじまりは、1974年に元東大教授が市民活動団体に「リサイクル運動市民の会」という名前を付けたことが発祥といわれています。

 

それまで「資源を再利用する」という概念がなかったため、誰にでも分かる言葉を導入しようという考えから使われたのがきっかけなのです。

 

「リサイクル」が誕生した1974年以前は、高度経済成長により大量生産、大量消費の時代となり、廃棄物問題が顕在化した時期でした。

消費に伴う廃棄物の排出量増加を問題視し、民間団体がはじめた活動が「リサイクル」です。

 

では、「リサイクル」が生まれた経緯となる日本経済の背景を振り返ってみましょう。

 

 

 

「リサイクル」活動のきっかけとなった日本経済の変遷

 

 

■高度経済成長期(1960年~)

高度経済成長に伴って大量生産、大量消費の経済構造となりました。そのため、都心部を中心にごみが急激に増加していきました。また工業化の加速もあり、有毒廃棄物が公害を引き起こし社会問題にもなりました。

そういった社会問題の対策として、1970年に廃棄物処理法が制定され産業廃棄物に関しては排出事業者が処理の責任を負うことになったのです。

 

■バブル期(1980年後半~)

バブル景気によりさらに生産、消費が拡大していきました。廃棄物も増加すると同時に、大型の家電製品などが出現してきました。ペットボトルが普及したのもこの時期で廃棄物の種類がより多様化したことが背景にあります。

 

このようなことから廃棄物の最終処分場が不足し、ごみの排出量削減が重要な課題となっていきました。

そして1983年頃からごみ焼却施設の灰が人体に悪影響を及ぼすダイオキシン類が含まれていたことが報道され社会の注目を集めました。

 

■循環型社会構築期(1990年~)

1991年に廃棄物処理法が改正され、資源の消費を抑制し、環境への負荷ができる限り低減される社会を目指すことが目的となり、日本は循環型社会の構築へ向かいました。

 

日本は高度経済成長による大量生産、大量消費社会を経験し、深刻な廃棄物問題と直面してきました。その問題を解決していくために、全国各地でリサイクルの市民運動や、フリーマーケットの開催、分別排出を促進したりなど地道な活動を行ってきたのです。

それを追うように廃棄物循環政策に関する国の法整備も進み、リサイクル法が成立しました。国の循環政策の社会基盤が整えられたのは2000年のことですので、日本は廃棄物問題と実に30年にわたって戦ってきたことになります。

 

小さな民間団体が各地でリサイクル活動に取り組んできたことが、今の循環型社会を支えているように思います。そういった地道な活動が日本の「リサイクル」活動の普及に繋がってきたのでしょう。

 

私たちの身近なごみは資源に生まれ変わるかもしれません。

ごみを捨てる際は、もう一度リサイクルできないか考えてみてください。

そういった意識を持つことで、ごみだったものも新たな資源に生まれ変わっていきます。

 

当社グリーンロジテックでも、古紙のリサイクルを通じた社会貢献活動に取り組んでいます。

紙のリサイクル活動をご検討の際は、ぜひ当社にお任せください。

 

リサイクル活動に、共に取り組んでいきましょう!